分詞構文攻略ガイド – 恋愛フレーズで学ぶ英文法


目次
はじめに:分詞構文って何?なぜ大切なの?
英語学習者がよくつまずくポイントのひとつが 分詞構文。
でも実は、恋愛フレーズで考えると一気にわかりやすくなります。
分詞構文とは、分詞(現在分詞-ing形、過去分詞-ed形)を使って主節を修飾する表現のこと。
分詞構文とは、接続詞と主語を省略し、動詞を現在分詞(-ing)または過去分詞(-ed)に変えることで、「時」「理由」「付帯状況」「条件」などを簡潔に表す構文です。
例えば:
Sitting next to him, I felt my heart racing.
(彼の隣に座って、胸が高鳴った。)
「彼の隣に座っている私」をサラッと一言で言える便利表現です。
分詞構文の基本パターン
1. 現在分詞(-ing)を使った分詞構文
時間(〜するとき/〜しながら)
- Walking hand in hand, we enjoyed the night view.
(手をつないで歩きながら、夜景を楽しんだ。) - Eating ice cream together, they laughed like kids.
(一緒にアイスを食べながら、子どもみたいに笑っていた。)
理由(〜なので)
- Being jealous, she didn’t text him back.
(嫉妬していたので、彼に返信しなかった。) - Having no courage, I couldn’t say “I love you.”
(勇気がなくて、「好き」と言えなかった。)
条件(もし〜すれば)
- Trusting each other, we can be happy.
(お互いを信じ合えば、幸せになれる。)
付帯状況(〜して)
- She walked away, smiling at me softly.
(彼女は微笑みながら歩き去った。) - He stayed by my side, holding my hand.
(彼は手を握りしめながら、そばにいてくれた。)
2. 過去分詞を使った分詞構文
受動の意味
- Seen from a distance, the couple looked perfect.
(遠くから見ると、そのカップルは理想的に見えた。) - Left alone, she started to cry.
(ひとりにされて、彼女は泣き始めた。)
条件
- Given more time, I would have told you the truth.
(もっと時間があれば、真実を伝えられたのに。)
3. 完了形の分詞構文
主節より前に起こった出来事を表すときに使います。
- Having confessed my feelings, I felt relieved.
(気持ちを告白して、ホッとした。) - Having been hurt before, she was afraid of love.
(過去に傷ついたことがあるので、彼女は恋を恐れていた。)
4. 独立分詞構文
主節と分詞構文の主語が違うときに使います。
- The weather being lovely, we went on a date.
(天気が良かったので、デートに出かけた。) - All things considered, breaking up was the best choice.
(いろいろ考えれば、別れるのが一番よかった。)
分詞構文の注意点
- 主語の一致
- ❌ Walking down the street, the accident happened.
- ✅ Walking down the street, I saw an accident.
- 時制の順序
- Having confessed, she felt free.(告白 → 安堵)
- Confessing, she felt nervous.(告白しながら → 緊張)
- 能動/受動
- Seeing his smile, I fell in love. (私が見て)
- Seen in the moonlight, he looked like a prince. (彼が見られて)
恋愛フレーズで練習しよう
Before → After
- Before: Because I was nervous, I couldn’t say anything.
- After: Being nervous, I couldn’t say anything.
- Before: When I looked into his eyes, I felt safe.
- After: Looking into his eyes, I felt safe.
よく使う恋愛系の分詞構文フレーズ
- Generally speaking, love takes time.
(一般的に言えば、恋は時間がかかる。) - Considering his effort, I should give him a chance.
(彼の努力を考えれば、チャンスをあげるべきだ。) - Not knowing what to do, I just smiled.
(どうしていいかわからず、ただ笑った。)
まとめ:恋愛をもっとドラマチックにする分詞構文
分詞構文をマスターすると、恋愛フレーズが一気にドラマチックになります✨
ポイント復習:
- -ing形 → 同時性(しながら)
- 過去分詞 → 受動・完了
- Having + 過去分詞 → 主節より前
- 独立分詞構文 → 主語が違うとき
- 恋愛シーンに当てはめると覚えやすい!
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